アイテック阪急阪神は2024年8月5日、携帯電話事業者向け4G/5Gインフラシェアリングサービスの提供を開始すると発表した。
第1弾として、2024年9月6日に先行まちびらきを予定している「グラングリーン大阪」の北館においてサービス提供を始める。同物件では、アイテック阪急阪神が構築した共用設備(中継装置、光伝送路、同軸伝送路、アンテナ)に各携帯電話事業者の無線機を接続することで、共用設備からそれぞれの電波を発射することができる。
インフラシェアリングサービスによる設備集約イメージ
先行まちびらきの時点で、NTTドコモKDDI、ソフトバンクおよび楽天モバイルがサービスを利用する予定だ。また、本物件では、4G(LTE)/5G(Sub6帯)に対応したシェアリング機器を採用することで、4G/5Gを別設備として構築する必要がなく、屋内の通信環境の効率的な整備を実現しているという。
アイテック阪急阪神では第1弾に続き、駅や商業施設などの阪急阪神ホールディングスグループの施設をはじめ、グループ以外の施設においてもインフラシェアリングサービスを展開する計画だ。