NEC、農業向けのM2Mソリューションをクラウド型でワンストップ提供

NECは2011年9月27日、M2Mソリューション「CONNEXIVE」(コネクシブ)の新サービスとして、「CONNEXIVEクラウドサービス アプリ提供サービス」を発表した。これは、企業や通信事業者がM2Mを活用したサービスを立ち上げる際に必要となる業種向けアプリケーション、システム基盤、ネットワーク環境、各種デバイス(センサ等)をワンストップで提供するもの。その第1弾として「農業ICTソリューション」の販売を10月1日から開始する。

農業ICTソリューションは、次の2つのサービスから構成される。まずは「農業ICTセンサ見える化サービス」だ。これは、農地に設置したセンサが取得した温度や湿度、日照量、土中温度などのデータを収集し、その分析結果をPCや携帯電話、スマートフォンから閲覧できるようにするサービス。料金は、基本利用料金が月額9万8000円、農業ICT農地用センサ一式が68万8000円(税込)となっている。

もう1つの「農業ICTコミュニケーションサービス」は、スマートフォンのカメラや音声入力機能を使って、営農日誌を手軽に作成できるもの。オプションとして、インスタントメッセージや掲示板で農業の専門アドバイザーとコミュニケーションできるサービスも提供予定だという。基本利用料金は月額9万8000円。

NECでは今後さらに、環境・エネルギー、産業機械、交通・物流、ウェルネスなど向けのアプリ提供サービスを拡充していく計画だという。

農業ICTソリューションのサービスイメージ
農業ICTソリューションのサービスイメージ

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