STマイクロがGSMA新規格対応のeSIM発表、大規模IoT管理をシンプルに

半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクスは2024年6月26日、eSIM(組込みSIM) IoT導入向けの新しいGSMA規格に適合した業界初のeSIM「ST4SIM-300」を発表した。

「eSIM for IoT(SGP.32)」と呼ばれるこの新規格は、既存のeSIM M2MやeSIM Consumer規格とは異なり、現在のIoT導入ニーズに合わせて策定されたもので、セルラーネットワークに接続されるIoT機器の管理を簡略化する特別な機能を取り入れているという。

「eSIM IoT Remote Manager」機能の利用イメージ

「eSIM IoT Remote Manager」機能の利用イメージ(STマイクロエレクトロニクス Webサイトの動画より)

STマイクロが今回発表したST4SIM-300は、リモートSIMプロビジョニング(RSP)の自動化の強化、多数のIoT機器のSIMプロファイルの簡単な管理、物理的なSIMカード交換を不要にするネットワークプロバイダのリモート切り替えといった機能をサポートしている。。また、最新の5G規格に準拠しており、ユーザーインタフェースが限られた機器の導入や、低消費電力広域ネットワーク(LPWAN)対応機器の導入を簡略化する。

ST4SIM-300 eSIMは現在サンプル提供中だ。スマートメーターやGPSトラッカー、アセットモニター、リモートセンサー、ウェアラブル医療機器など、幅広いIoT機器に最適なWLCSPパッケージをはじめとする各種フォームファクタが用意されている。

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