ZTEは2011年8月11日、2011年上半期に携帯電話を3500万台出荷したと発表した。これは、前年と比べ、30%の増加になるという。このうちスマートフォンの出荷台数は前年比400%増の500万台に達した。例えば同社のスマートフォン「Blade」(日本では「Libero SoftBank 003Z」として発売)は日本を含む約50の国・地域で提供されており、中国では1日平均1万6000台が販売されているという。
地域別の携帯電話事業の成長率は、中国が20%超、米国が300%増、欧州が30%超だった。米国での大幅な伸長は、最大手キャリアとの提携が主要因である。なお、IDCの調査では、2011年第1、第2四半期のZTEの出荷台数は、ノキア、サムスン、LG、アップルに次ぐ世界第5位となっている。
また、ZTEエグゼクティブバイスプレジデントのフー・シーヨウ氏によれば、同社は2011年の後半にかけて、SKATE(スケート)、Windows Phone 7モデル、TD-LTEのデュアルモジュール・デュアルウェイティングモデルなど、ミドルエンドからハイエンドまで30種以上のスマートフォンを発表する考えだという。ZTEでは2011年下半期に1200万台のスマートフォンの出荷を目指している。