リコーは2011年7月28日、持ち運び可能なビデオ会議端末「リコー ユニファイド コミュニケーション システム P3000」を発表した。発売日は8月22日。同社の新規事業「ユニファイド コミュニケーション システム(UCS)」の第一弾となる。
P3000の最大の特徴はA4サイズ、約1.6kgのポータブル性。本体にはカメラ、マイク、スピーカー、有線・無線LANを内蔵し、プロジェクターなどにつないでインターネットに接続すれば、すぐに映像コミュニケーションを開始できるという。また、P3000とPCをUSB接続することで、PC画面の共有も可能。映像コーデックはH.264/SVCを採用する。インターネットを利用するため、同一企業間だけでなく、異なる企業間でも活用できるとしている。
標準価格は1年間の無償保証付きで19万8000円(税別)。さらに2年間の保守が付いた安心3年モデルは22万3000円となっている。
また、センターサーバーなどのプラットフォームはクラウド上に構築されており、利用には毎月のサービス利用料が必要だ。定額制と従量制の2つのプランが用意されており、定額制の場合は月額2万5000円。従量制の場合は、基本料金が5時間の利用分を含んで6000円、以降は1分当たり15円となっている。
「リコー ユニファイド コミュニケーション システム P3000」。サイズは285×189×40mm(突起部除く)。重量は1.6kg以下 |