既存光ファイバー回線で1650km・800G伝送に成功、リボンと蘭SURFが実証

IPオプティカルネットワーキングソリューションを提供するリボン・コミュニケーションズは2024年4月29日、オランダの教育・研究分野におけるITの共同組織であるSURFと協力し、1650kmの既存光ファイバー回線で800Gの伝送に成功したことを発表した。

この光ファイバー回線は、Nikhef(オランダ国立亜原子物理学研究所)を含む研究機関と、ジュネーブのCERN(欧州合同原子核研究機関)キャンパスにある大型ハドロン衝突型加速器を結ぶもの。今回の実証では、800Gの単一波長で、400GbE(ギガビット・イーサネット)×2の伝送を実現した。

リボン・コミュニケーションズCOOのSam Bucci氏のコメント(ニュースリリースより)

リボン・コミュニケーションズCOOのSam Bucci氏のコメント(ニュースリリースより)

実証には、5nm-140Gbaud伝送技術を採用した800G伝送装置「Apollo TM800_2」、既存ファイバー容量を最大化する「Apollo Open Optical Line Systems」などのリボンの伝送ソリューションを使用。SURFのネットワークと相互運用可能な「NPT2400メトロ・ルーター」により、BGP上でEVPNサービスを実行する2x400GbEアップリンクを、同ネットワークの8x100Gポートに提供した。

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