富士ソフトは2023年7月3日、国内初となる「Microsoft Azure Private 5G Core」を採用したローカル5G評価環境を構築したと発表した。
ローカル5G評価環境のイメージ
同社は昨年10月、秋葉原オフィス7階に「ローカル5Gラボ」を開設(参考記事:富士ソフトが秋葉原オフィスにローカル5Gラボを開設|BUSINESS NETWORK)。多くの企業・団体との情報交換や共同研究を通じて、様々なユースケースを想定した検証に取り組み、ローカル5Gの可能性を追求してきた。
今回、コアネットワークにレガシーシステムとの親和性が高いMicrosoft Azure Private 5G Coreを採用し、基地局には小型で可搬性に優れた「Pegatron 5G ORAN portable」を採用したローカル5G評価環境を構築した。接続性の高いAzureプラットフォームと柔軟なセキュリティ対策、低軌道衛星通信を組み合わせることで、災害時の通信手段確保やマルチロケーション(通信が届かないエリアでの通信展開)など、様々なユースケースを想定したデモンストレーションを用意する。