ソフトバンクモバイルが冬春モデルを発表――Android2.2搭載スマートフォン6機種を投入

ソフトバンクモバイルは2010年11月4日、冬春モデルの新商品24機種(ディズニー・モバイルの3機種を含む)を発表した。このうちスマートフォンは、すでに発表ずみの「HTC Desire HD 001HT」を含めてAndroid 2.2を搭載した6機種を投入する。

孫正義社長は冒頭、iPhoneがスマートフォン販売の約80%を占めていると紹介。最近では女性の利用率も高まっており、iPhoneユーザーの約40%が女性だという。「ソフトバンクモバイルはiPhone以外にもこだわりを持っている」(孫社長)という言葉通り、冬春モデルではAndroidスマートフォンを強化する。

(左から)ソフトバンクモバイルの孫正義社長、上戸彩さん、松田翔太さん

「GALAPAGOS 003SH」は、3.8インチ液晶に3Dテクノロジーを搭載し、裸眼で3D映像を楽しめる。2Dで撮影した静止画や動画を3Dに変換したり、3D写真を撮影することも可能。3Dゲームや3D映画の予告編などのコンテンツをプリインストールする。また、従来の携帯電話と同様、ワンセグや「おサイフケータイ」、赤外通信などの機能にも対応している。ソフトバンクモバイルでは003SHが発売される12月上旬以降、「ソフトバンク ブックストア」の提供を開始する。書籍やコミック、写真集など約10満点以上のコンテンツを揃え、購入代金はソフトバンクの携帯電話の利用料と一緒に支払う仕組みだ。

「Limited Color」10色を含む計13色から選べる「GALAPAGOS 003SH」

「GALAPAGOS 005SH」は、「003SH」とほぼ同じ機能だが、QWERTYキーを搭載する。また、003SHはカメラの画素数が9.6メガなのに対し、005SHは8.0メガとなっている。

QWERTYキーを搭載した「GALAPAGOS 005SH」

「004HW」は、約110×57×11.2mm、重さ約120gと手のひらにおさまるコンパクトサイズ。メニュー画面は従来の携帯電話と同じようなデザインを選ぶこともでき、スマートフォンのエントリーモデルという位置づけだ。日本語・英語・中国語の入力・表示のほか、台湾語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語の表示にも対応する。

エントリーモデルの「004HW」

「Libero 003Z」は、重さ約110gとソフトバンクモバイルのAndroidスマートフォンの中で最軽量となっている。メニューやブラウザに加えて、検索やメールなども日・英・中の3カ国語に対応する。

重さ約110gと軽量の「Libero 003Z」

「DELL Streak 001DL」は、5インチの液晶を搭載したスマートタブレット。本体は約152.9×79.1×9.98mm、重さ約220gで「タブレット端末としては最小、スマートフォンとしては最大」となっている。独自UIの「DELL Stage」を搭載し、お気に入りのコンテンツを再生頻度などから判断して優先的に表示したり、ホーム画面にアプリやメニューへのショートカットを自由に配置できる。

5インチ液晶を搭載した「DELL Streak 001DL」

このほか、発表会では詳細が明らかにならなかったが、ディズニーモバイルからもスマートフォン1機種が発売されるという。

孫社長は「iPhoneはスマートフォンの王者であり続ける。これからもiPhoneを全力で売り続けたい。ただiPhone以外のスマートフォンを求めているユーザーもいるので、今回のようにAndroidの機種を用意した」と述べた。また、「来年新しく端末を購入する方、特に若者はスマートフォンを購入するのではないか。従来の携帯電話は今後ますます比率が低下するだろう」との見通しを語った。

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