伊藤忠テクノソリューションズ（以下、CTC）は2023年3月22日、企業や自治体のローカル5Gシステムの安定運用を目的として、同システムの保守・運用支援を含めたマネージドサービスを提供開始すると発表した。

今回提供するマネージドサービスは、導入後の障害復旧や電波法に基づいた運用業務を支援するものだ。障害発生時には、顧客のシステム構成を踏まえたうえで、障害切り分けや調査、原因の特定及びハードウェアの交換を行う。加えて、ソフトウェアの障害発生時には、顧客のシステム環境へリモート接続し、ログの確認による原因の特定やソフトウェアの更新作業を行い、システムの早期復旧を支援する。

また、運用業務では、定期的な電波干渉の状況調査や電波到達範囲の測定、機器のソフトウェアバージョンアップなどを実施し、ローカル5Gシステムの安定運用を支援するほか、機器交換や設備の構成変更が発生したときには、総務省への変更申請を代行して実施し、お客様の運用負荷を低減する。

マネージドサービスは、CTCのグループ会社でITシステムの保守サポートや運用サービスを提供するCTC テクノロジーが担う。価格は月額250万円（税抜き）からの提供で、ローカル5Gの導入や保守・運用の委託を検討している顧客を中心に、3年間で80社15億円の売上を目指している。