楽天モバイルの4Gカバー率は97%に 秋から法人向けサービスも

楽天モバイルは事業戦略発表会を開催した。同社の4G人口カバー率は、2022年4月時点で97.2%を達成。また、7月からの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」と、10月から法人向けサービスを開始することも発表した。

楽天モバイルは5月13日、事業戦略に関する記者説明会を開催した。

楽天モバイルの4Gの基地局は、2022年4月時点で4万4000局超。人口カバー率は97.2%に到達した。

 


楽天モバイルのエリアの拡大


 


楽天回線エリアでのデータ利用比率 

 

楽天モバイル 代表取締役会長の三木谷浩史氏は、「基地局の建設は過去に類を見ないほどのスピードで進んでいるが、我々はここで止める気はない。開始当初はKDDIのネットワークの使用量が多かったが、現在は91%は楽天モバイルのネイティブネットワーク、つまり楽天モバイルが提供している基地局から発信する接続だ」と説明した。

 

 


楽天モバイル 代表取締役会長 三木谷浩史氏

 

さらに、同社のネットワーク品質について、Opensignal社の調査を引用。アップロード・スピード・エクスペリエンスや、ゲーム・エクスペリエンス、音声アプリ・エクスペリエンスで非常に高い評価を得ているとした。

 

 


Opensignal社のネットワーク品質調査結果

当初は完全仮想化を疑問視する声もあったが、「単純にコストが安いだけでなく、例えば故障した時の対応のスピードも早く、クオリティについても非常に競争性があることが証明できた」と三木谷氏。

今後はさらなる品質向上、早期黒字化、サービス拡大の3つのミッションを掲げ、新しい成長期に突入していくという。

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