東京・印西間で「テラビット級DCI」提供へ、BBバックボーンとMCDRが協業

ソフトバンク子会社のビー・ビー・バックボーン(BBバックボーン)と、データセンターやコロケーション、相互接続サービスを日本国内で展開するMCデジタル・リアルティ(MCDR)は2022年4月20日、千葉県印西エリアと都内の主要データセンター間で、テラビット級の相互接続(DCI)サービスの提供に向けて協業を開始したと発表した。

BBバックボーンは2021年3月に、都内の主要データセンターが設置される大手町や品川、豊洲間を異経路の冗長構成かつ100Gbps超の広帯域で相互接続する波長貸し伝送サービス「BBB Spectrumサービス」の提供を開始した。100Gbps以上の伝送が可能な光の波長(Spectrum)単位で提供する国内初のサービスで、専用線やダークファイバーより低コストに利用できる。

これを用いて、両社は、千葉県印西エリアのMCDR NRT10データセンターと都内の主要データセンター間で、テラビット級のDCIサービスが可能となる国内初の中長距離波長貸し伝送サービスの提供に向けて協業した。印西エリアでの都内の主要データセンターとの接続性や利便性、効率性の向上および柔軟なデータセンターの拡張性を提供するとしている。

また、BBB Spectrumサービスは、今後印西エリアにおいて400Gbps/800Gbps規格にいち早く対応する計画という。

 

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