楽天グループで通信事業者向けソリューション事業を行う楽天シンフォニーは2022年2月28日、米AT&Tとの協業を発表した。
今回の協業は、楽天モバイルとAT&Tがそれぞれ国内で構築している大規模なネットワークに使用している技術や経験、専門知識を活用し、楽天シンフォニーが開発する通信事業者向けプラットフォーム「Symworld」を通じてソリューションとして市場展開することを目指すものという。
AT&Tは現在、ネットワーク展開のために必要な設計と構築のワークフローを簡素化するSymworldプラットフォームのソリューション「Site Manager」を導入している。
これに加えて両社は、AT&Tが独自に開発したキャパシティプランニング(容量計画)用のコア技術である「RANFT」プラットフォームと、楽天シンフォニーの無線アクセスネットワーク(RAN)管理ツールである「RAN Commander」を統合。AT&Tの経験、専門知識を活用したRANFTを、RAN Commanderの新機能として組み込む。
これによりSite Managerの機能を強化するとともに、両社は今後新たな機能を開発し、モバイルネットワークの展開を簡素化、デジタル化、自動化するための新たなソリューションを提供していくとしている。