日立産機が産業用IoT無線ルータの新製品、海外対応・高精度測位モデルを追加

日立産機システムは2022年1月18日、産業用無線ルーター「CPTrans(シーピートランス)」シリーズの海外対応モデル「MGW」を同年3月から販売開始すると発表した。さらに、年内に高精度測位対応の新モデル「GLW」など順次ラインアップを拡充するという。

CPTransシリーズのラインナップ
CPTransシリーズのラインナップ

CPTransシリーズは2002年から同社が展開する産業用無線ルーターで、3月に発売する「MGW」は、WAN側に利用できる60カ国の通信認可を取得している。年内には77カ国の通信認可を取得予定という。

LAN側は無線LANのほか、イーサネット、RS232C/RS485に対応。本体サイズが80mm×80mm×28mm(突起部含まず)とコンパクトな点も特徴だ。既存の装置にも取り付けやすく、輸出される装置の遠隔監視も容易に実現できるとしている。

年内に追加予定の「GLW」は、センチメートルレベルの高精度位置情報システムと、国内キャリア(NTTドコモ/KDDI)への接続機能を一体化したモデル。自動車部品振動試験方法(JIS-D1601)に対応し、IP67の防塵・防水性能により振動が多い建設機械や農機などの移動体にも安心して搭載できるという。

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