NTT東日本/西日本は2010年11月24日、IP電話サービス「ひかり電話」ユーザーに向け、かけた覚えのない国際通話への注意を呼びかけた。
ひかり電話の一部ユーザーから、「かけた覚えのない国際通話料金が請求された」という申し出があり、両社で調査した。その結果、ユーザーがIP-PBXソフトウェア等を設置しており、そのセキュリティ対策が不十分な場合に、第三者が内線電話端末登録機能を悪用してインターネット経由で内線電話端末になりすますことにより、あたかもユーザーがひかり電話から発信しているかのように国際通話を行うケースが確認されたという。
内線電話端末なりすましによる不正通話イメージ |
両社によると、ユーザーからの申し出により、ひかり電話から海外向けへの発信を休止することも可能とのことだ。
また、NTTコミュニケーションズも、050IP電話サービス「OCNドットフォン」および「OCNドットフォン オフィス」で同様の事象が確認されたと注意喚起している。