KDDIなど、都市連動型メタバース1日貸し切りパッケージを主催者向けに提供

KDDIと一般社団法人渋谷未来デザインは2021年11月26日、実在都市の渋谷と連携した都市連動型メタバースをイベント会場として1日貸し切り利用可能な「バーチャル渋谷・1DAYイベントパッケージ」を提供開始すると発表した。

「バーチャル渋谷・1DAYイベントパッケージ」
「バーチャル渋谷・1DAYイベントパッケージ」のイメージ

同サービスはイベント主催者向けに、音楽ライブやスポーツ観戦、自社商品・サービスのPR、ファンとのコミュニケーションなど、インターネット上に構成される仮想空間でのイベント開催時に必要な演出・配信・出演者のオリジナルアバター作成をパッケージ化し、ワンストップで提供するものだ。

基本パッケージの概要
基本パッケージの概要

用途に合わせて、「ミュージックステージ」「スポーツステージ」「ノーマルステージ」の3ステージも用意する。このほか、渋谷の街全体をジャックする演出など、メタバースならではの空間演出をイベントの目的や用途・ゴールに合わせてカスタマイズすることも可能だ。料金は、個別見積もりとなっている。

用途に合わせて3ステージを用意する
用途に合わせて3ステージを用意する

昨今、ビジネスやコミュニケーションのデジタル化が進み、ライブ配信などを顧客とのコミュニケーションツールとして活用する企業が増えている中で、従来のライブ配信と比較し、より臨場感のあるコミュニケーションが可能な仮想空間「メタバース」への関心も高まっている。

2020年5月に渋谷区公認の配信プラットフォームとして開設した「バーチャル渋谷」では、これまで「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」やサッカー日本代表戦のパブリックビューイング、総勢100組のアーティストによる音楽ライブなどのイベントを開催してきた。

KDDIと渋谷未来デザインは同サービスにより、新たなイベント開催手段として都市連動型メタバースを提案していく。さらに、日本発「メタバース」の発展と実在都市の価値向上を目指していきたいとしている。

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