大規模Open RAN導入に向けエッジ機器の「Symware」を開発──楽天シンフォニー、インテル、ジュニパーが連携

楽天シンフォニー、インテル、ジュニパーネットワークスは日本時間の2021年10月27日、キャリアグレードのオープンな無線アクセスネットワーク(Open RAN)ソリューションである「Symware」の開発に向け連携すると発表した。

楽天シンフォニ―は楽天グループの通信プラットフォーム事業組織で、Symwareは楽天シンフォニーより2022年上半期に提供することを目指している。

新しく開発するSymwareは、ネットワークのエッジにおいて多目的に活用できる通信機器。世界中のMNOでオープンに相互接続可能な無線アクセスネットワークであるOpen RANと、コンテナなどのクラウドネイティブ技術の採用が加速している。

Symwareもクラウドネイティブ技術を活用して基地局あたりのハードウエア保守コストを削減しつつ、ネットワークの高密度化や様々なネットワークトポロジーへの対応、新機能のサポートの実現を目指す。

例えば、コンテナ化された基地局間のルーティング機能およびコンテナ化された分散ユニット(cDU)を単一の汎用サーバープラットフォーム上に統合することでMNOの設備投資および運用コストを大幅に削減しするという。ネットワークの装置構成や使用状況を自動的に設定・管理・調整するオーケストレーション機能とネットワーキング機能にはKubernetesを採用する。

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