Braveridge、設置場所の実環境に応じて選べる5種類のLPWA通信ユニットを開発

Braveridgeは2021年7月27日、IoTデバイスを効率良く開発できるハードウェアユニットシステム「PILEz(パイルズ)」において、ELTRES、Sigfoxの2種類のLPWA通信ユニットを開発すると発表した。

すでに開発済みのLTE-Cat1、LTE-M、Bluetoothの3種類と合わせて5種類の通信ユニットをラインナップする。これにより、ユーザーはIoTセンサーデータを取得するにあたり、設置場所の実環境に応じて5種類のLPWA対応通信ユニットから最適な通信を選択することが可能になる。2022年1月末より受注開始予定の農業IoT「PILEz 水田用水位センサー」から、通信ユニットが選択できるようになる予定。

「PILEz 水田用水位センサー」のイメージ

これまでIoT製品に使われるLPWA規格の選択は、いずれか1つの規格が選択されてきた。しかし、山間部や農村部といった特殊環境だけでなく、通信エリア内の都市部でも周辺環境による少しの違いに影響され、選択した1つのLPWA規格だけでは通信確実性を満たすことが難しい。基地局の方向から見て、マンションやビルの影、戸建ての裏側、障害物などが通信の確実性を低下させるため、IoT製品が環境や場所によって使用できないという事態が多発している。しかも原因の特定は困難であり、確実な無線通信を1つの規格でカバーするのは現実的に不可能だという。

PILEzでは、センサー部分を共有設計とし、通信ユニットを分離。ユーザーは現場の環境に合わせて、センサーやアプリの使用感はそのままに、5種類のLPWA対応通信ユニットの中から選択・変更することができる。

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