世界初、KDDIとドイツテレコムら5社が日欧横断のMECによるPaaSの実証実験

KDDI、ドイツ テレコム、モバイルエッジエックス、ジェイソン ホフマン、スターフィーは2021年6月29日から、世界で初の日本と欧州を横断するマルチアクセスエッジコンピューティング (MEC) を活用したPaaS (Platform as a Service) の実証実験を開始すると発表した。KDDIは実証実験の全体推進、MECの提供および実証実験の実施などの役割を担う。

MECは5Gの低遅延の特長を活かしたXRや、自動運転、ロボティクスなどのユースケースでの活用が期待されている。しかし、アプリケーション開発者などがMECを活用したグローバルサービスを提供する場合、各国の通信事業者との個別検証が必要となり、早期のサービス展開が困難だった。また、MECを用いたアプリケーションをグローバルへ展開するには、APIなどのミドルウェアを個別に構築・運用する必要があり、コスト増にもつながっている。

KDDI MEC

実証実験の概要

こうした背景から実証実験に参加する5社は、MECを用いたXRアプリケーションの実装に必要となるVPS (Visual Positioning Service) やXRコンテンツストリーミング技術をAPI/SDKとして利用可能とするPaaSの実現を目指す。これにより、アプリケーション開発者のグローバル展開を支援する。

KDDI MEC
実証実験のユースケースイメージ

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