千葉県市原市とNTTドコモは2021年5月25日、林業分野においてICTなどを活用し、活力ある林業の実現、森林の適切な保全管理による国土強靭化および地球温暖化防止に寄与し、SDGsの達成に資することを目的に連携協定を締結したと発表した。ICTを用いた林業の高度化・効率化などに関する連携協定の締結およびドローンを用いた森林資源量調査や森林境界明確化の実証の実施は県内初となる。
NTTドコモは、5GやIoTなどを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、保有する機能・資源を活用し林業の効率化を推進するビジネスモデルの構築を進めている。一方、市原市は市域の約35%を森林が占め、豊富な森林資源を有しているが、森林所有者の高齢化や担い手不足、木材価格の低迷などによる森林の荒廃が進行しており、それに対処すべく森林整備の促進に取り組んでいる。
今回の協定に基づき、ドローンを用いた森林資源量調査や森林境界明確化の実証などを、市原市内の森林整備施行地にて実施する。2021年10月以降に市内適地にて森林境界明確化の実証に着手する予定だ。