ソフトバンクの子会社であるSBエンジニアリングは2021年4月22日、ソフトバンクおよびベイシスと協業し、LPガス事業者向けに、LPガススマートメーター用NCU（Network Control Unit）設置・保守サービスを全国で開始した。

各社の役割と協業のイメージ

同サービスは、ソフトバンクの「LPガススマートメーター向け通信ボード」を搭載した無線通信が可能なNCUを、SBエンジニアリングとベイシスが既存のLPガススマートメーターに設置するほか、設置後に不具合が発生した際の現地駆け付け対応などの保守を行うというもの。ソフトバンクとSBエンジニアリングは、国内のLPガスメーターメーカー4社（愛知時計電機、アズビル金門、東洋ガスメーター、矢崎エナジーシステム）と連携しているため、メーターメーカー各社が製品化したNCUの設置・保守サービスをLPガス事業者にワンストップで提供することができる。

また、SBエンジニアリングとベイシスは、ベイシス独自の業務管理システムをAIやRPAと併用することで、NCUの設置業務を効率化することができ、より迅速かつ確実な設置・保守が行える。

従来、地域によってNCUの設置業者が異なるため手配が煩雑という課題があったが、SBエンジニアリングとベイシスは全国各地に設置・保守ができる技術者を配置しているので、全国どの地域でもサービスを提供することが可能。また、NCUの設置と疎通確認後の報告に加え、NCUに不具合が発生した際の現地駆け付け対応などの保守も行う。

NCUの設置・保守は、ノーリンギング回線の撤去に必要なアナログ電話工事の業務を行う技術者や、IoTデバイスの設置経験が豊富な技術者など、通信ネットワークやIoTの専門知識を持った技術者が対応するという。