NTTが原宿駅前でデジタルツインの実証実験、「街づくりDTC」で店舗支援

NTTアーバンソリューションズとNTTデータは2021年3月30日、NTT都市開発が運営する商業施設「WITH HARAJUKU」(東京都渋谷区)において、NTTの研究所と共に、店舗のオペレーション最適化やフードロスの抑制を支援することを目的とした実証実験を開始すると発表した。

NTTグループの持つ人流予測を含む需要予測技術により、仕入れや調理量の最適化を行う。特徴として、時間変化に伴う人の増減を時間列のまとまりで予測したり、販売数を人気要因の時間変化を考慮して予測し、給仕に活用することで廃棄ロスを削減するという。


実証実験のイメージ

実験は、WITH HARAJUKU内にある店舗(オーバカナル)の協力のもと、店舗内カメラによる正確な来店人数との突合により、予測の正確さを実証する。来店数の予測は、フードロス抑制システムで店舗運営者にタブレット端末などで提示し、店舗運営に反映する。

NTTは同社の新ネットワーク構想「IOWN」においてデジタルツインコンピューティング(DTC)技術等の研究開発を進めており、2021年2月に、その技術をスマートシティ開発に活用する「街づくりDTC」の実証実験を開始すると発表していた。今回の取り組みはその一環で行われるもので、実験期間は2021年6月30日までの予定。

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