ナカヨ、「IPテレフォニーシステム NYC-Si」のテレワーク機能を強化

ナカヨは2021年1月25日、2017年6月より販売している「IPテレフォニーシステム NYC-Si」に関し、テレワークの機能強化を柱とした「エンハンスStep7」を発売すると発表した。価格は4万1000円(税別)。

ハンドセット付クレードルと、スマートフォンに搭載された「モバイルアシスト」アプリケーション

新型コロナウィルス感染症により、サテライトオフィスや在宅での勤務およびワーケーションなど、既存のオフィスにしばられない働き方が求められている。反面、チームワークで結果を出していく働き方の効率化も求められており、今回のエンハンスで、チームでの働き方とテレワークの融合を促進する機能を強化したという。

エンハンスのポイントは、以下の通り。
1)ハンドセット付クレードル(NYC-HSCRAB-MFTMA)の発売
オフィスで使われる電話機はスマートフォンが主流となっている状況に対応し、スマートフォンを充電しながらハンドセットで通話ができる「ハンドセット付クレードル」を発売する。

このクレードルは、Bluetoothでスマートフォンと接続することでハンドセットでの通話が行える。顧客が訪れる店舗や支店などでの社員のスマートフォンによる通話は私用電話と見られ、ハンドセットでの通話が望まれることがあるが、このクレードルを使用することで解決できるという。

さらに、このクレードルには「NYC-Si」に接続する「多機能電話アプリケーション」「モバイルアシスト」のライセンスが添付されるため、社内外を問わずスマートフォンによるオフィスの内線通話・外線通話を行うことができる。なお、スマートフォンへの充電はワイヤレス充電で行う(スマートフォンの機種による)。

2)「モバイルアシスト」のラインキー対応
事務所への着信を外出先でも携帯電話で応答できる「モバイルアシスト」機能において、事務所の多機能電話機と同様、スマートフォンの画面にラインキー表示が可能になる。ラインキーをタップすることで誰からの着信か確認して応答できるなど、テレワーク全般でチームでの働き方の改革を実行できるとしている。

3)IP電話インタフェースユニットの強化
「NYC-Si」のIP電話インタフェースユニットを強化し、「ひかり電話オフィスA」が最大48チャネルまで利用することができる(従来は最大32チャネル)。

また、VPNルーター機能とVPNのVoIP機能を1枚の基板で対応し、「ひかり電話オフィスタイプ」「ひかり電話オフィスA」を利用している場合は、従来のVPN接続「VPN(IPsec)」以外にVPN契約やPPPoEセッション契約なしでのVPN接続「VPN(IPv4 over IPv6)」も可能となる。

さらに、IP電話インタフェースユニット配下に接続したIPv6 IPoE対応ルーター(他社製)へのIPv6アドレス配布が可能となったため、ルーター側でインターネット接続する際は、PPPoE接続と比較して通信が混雑しにくいといわれているIPoE接続を利用することができる。

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