パロアルトからSASEと連携する新SD-WAN、2021年1月から

パロアルトネットワークスは2020年11月18日、新たなSD-WANソリューション「CloudGenix SD-WAN」とそのアプライアンスである「CloudGenix ION 1000」を日本市場で展開すると発表した。パロアルトのパートナー企業から、2021年1月以降に順次提供される予定。

これは同社が2020年4月に買収したCloudGenix社のSD-WANをベースに機械学習機能と、パロアルトのSASEプラットフォーム「Prisma Access」との連携機能を加えたもの。機械学習機能により複数のアラームが発生した際に、根本原因のイベントを自動識別できるようになり、問題解決までの時間が大幅に短縮され、アプリケーションの可用性が向上するとしている。さらに、分析機能により、利用しているWANコネクションは何か、それをいつ利用していたか、どのアプリが利用したかを容易に把握できるようになり、キャパシティプランニングを簡素化できるとしている。

SD-WANアプライアンスCloudGenix ION 1000とCloudGenix ION 9000

また、Prisma Accessとの連携により連携により、拠点内および拠点間のトラフィック、さらに拠点からパブリッククラウドまたはプライベートクラウド上にホストされるアプリケーションへのトラフィックも 保護できるという。

アプライアンスとしては、小売業界やSOHO向けに設計された「CloudGenix ION 1000」と大規模拠点や本社向けに設計された「CloudGenix ION 9000」の2種類を提供する。

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