日本マイクロソフトは2020年3月23日(米国では2020年3月19日発表)、本年中に追加する予定のMicrosoft Teamsの新機能について発表した。
なお、Microsoft Teamsは今週、提供開始から3周年を迎える。新型コロナウイルスの感染拡大により世界中でリモートワークが広がるなか、Microsoft Teamsの利用量も急増しているという。利用者は1日4400万人を超え、本発表前の1週間で1200万人も増加。1日あたり9億件以上の会議が実施されている。
今回発表された新機能は、オンライン会議体験の向上と、現場担当者や医療従事者のようにこれまでテクノロジーの恩恵を十分に受けられなかった人々へのソリューション提供の2点を反映したものという。
会議関連では、キーボドの打鍵音や在宅勤務中の生活音を抑えるノイズ抑制機能、発言したい旨を視覚的に伝えられる挙手機能を追加する。
挙手機能のイメージ(日本マイクロソフト Japan News Centerより。赤丸は編集部で追加)
工場等の現場従事者向けには、ヘッドマウント型デバイス「RealWear」とTeamsを連携させる。作業現場でもハンズフリーで、離れた場所にいる専門家と会話できる。
ヘッドマウント型デバイス RealWear
医療従事者向けには、クライアントとのミーティングや採用面接などの面会日時の決定、予定管理を効率化するBookingアプリを用意する。
このほか、チャットの利便性を高める機能も追加する。近日中に、チャットを別ウインドウで開く機能を追加。また、オフライン・低帯域幅のサポートにより、インターネットに接続していない状態でもチャットメッセージを読み、返信できるようにする。