NTTドコモは2018年6月26日、360度8KVRライブ映像配信・視聴システムを開発したと発表した。世界初だという。
同システムを利用すると、スポーツや音楽等のライブイベントをリアルタイムに360度8K映像として撮影・配信でき、ヘッドマウントディスプレイを通して視聴することが可能。
360度8K映像の合成や圧縮にかかる演算処理負荷は4Kの4倍になる。ソフトウェアでリアルタイム処理することは困難なため、FPGAを採用し、FPGAの計算資源を最大限活用できるように実装。360度8K映像の合成や圧縮のリアルタイム処理(30fps)を可能にしたという。
また、視聴側についても、リアルタイム動作が可能となるようにアルゴリズムを工夫したエンコーダをあわせて開発したとのこと。
ドコモでは、今回開発した360度8KVRライブ映像配信・視聴システムを常設の5G技術検証環境「ドコモ5Gオープンラボ Yotsuya」に展示する予定だ。