録画データを「顔認証」で活用
顔認証ゾーンでは、監視カメラ等で撮影・録画した映像データのさまざまな活用法を提案していた。
NECは、顔認証を利用した防犯・入隊管理ソリューションをパッケージ型で導入できる「顔認証システム導入セット」を用意。従来に比べて、簡易なSI作業で導入が可能になったことで、中堅中小企業にも利用しやすく、また、期間限定のイベントなどでも適用が容易になったという。
録画データの中から顔写真画像に合致する人物を見つけ出す。
リアルタイムに特定人物を監視したり、本人確認を行ったりさまざまな用途に使える
本システムの基本的な機能は、IPカメラで撮影した映像の中から顔を検出し、あらかじめデータベースに登録された顔写真画像と照合することで、同一人物を見つけ出すというもの。特定人物を監視したり、本人確認を行うといったことができる。
主な用途は防犯や入退室管理だが、そのほかにも様々な用途に活用できるという。
例えば、商業施設やイベント会場で迷子が発生した場合、その捜索にも使える。親のスマートフォン内に探している子どもの写真があれば、それをシステムに読ませて、蓄積した録画映像の中からその子が映っている映像を即座に検索する。「いつ、どの地点を通過したか」が録画映像から推測できるため、効率的に捜索できるというわけだ。
Windowsタブレットのカメラ画像でも顔認証が可能
また、監視カメラの映像だけでなく、タブレット端末のカメラ映像を使って顔認証を行うこともできるため、上写真のようにWindowdsタブレットを使って、顔認証による入退室管理を行うことも簡単にできる。
そのほか、年齢を推定してデジタルサイネージに表示する広告を変えるなど、多彩な使い方が可能だ。