ソフトバンクと藤枝市、LPWAの構築で合意――国内初の市内全域エリア化へ

藤枝市とソフトバンクは2016年12月6日、LPWAネットワークを活用したIoTプラットフォームを、藤枝市全域を目標に構築し、実証実験を行うことで合意したと発表した。藤枝市内でのICTの利活用促進やIoTによる産業活性化、先進的なスマートシティの実現などが目的だ。

ソフトバンクによると、LPWAを活用して自治体全域をカバーするIoTプラットフォームの構築を表明するのは国内初となる。

藤枝市内の各所にLoRaWAN基地局を設置するほか、構築するIoTプラットフォームはNB-IoT、Cat-M1などの通信規格も収容可能だという。また、他のサービス事業者も利用可能なインフラとして提供し、エコシステム型のIoTプラットフォームを目指す。

現在予定している実証実験は、子どもの見守りシステム。さらに、FMS(ファシリティマネジメントシステム)やスマートメーター、公共インフラ管理、スマートパーキング、農業へのセンシング技術の活用なども想定しているという。

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