企業向けのクラウド版ビジネスチャット「TEんWA」を提供するテンダは2016年11月11日、TEんWAのセキュリティ関連機能を強化すると発表した。
TEんWAは、ビジネスシーンに特化したスタンプも使いながら社員間で簡便にコミュニケーションが行える「トーク」機能や、ToDo管理、ファイル管理機能などを備える企業向けのチャットサービスだ。発言ログの管理や、ユーザー・組織の登録/変更を一括で行える管理者機能も備え、現在5万以上のユーザーで利用されているという。
TEんWAのトーク画面(左)と、ファイル管理画面
今回行った機能強化では、①IPアドレスによるアクセス制限、②モバイルデバイスからのアクセス制限、③ファイルアップロード・ダウンロードに関する制限といったセキュリティオプションが利用できるようになった。
①は、TEんWAの利用を社内からのアクセスに限定するなど、監視が難しい端末からのアクセスを制限するもの。②は使用可能な端末を制限する機能で、社用端末だけでTEんWAを使い、個人の私物スマホからのアクセスを禁止するといった使い方ができる。③は、ユーザー毎にファイルのアップロード/ダウンロードの可否を設定できるようにする機能だ。
1ユーザー当たり月額500円のオプション料金で利用できる。9月以降、順次機能の提供を始める。
このほか、同社が提供するマニュアル作成ソフト「Dojo」とも連携する。Dojoで作成したHTML5形式のコンテンツを、TEんWAで簡単に配信することができ、閲覧者はチャット上に表示されたファイルをリンクするだけで、コンテンツを再生して閲覧できる。