パナソニックは2016年9月5日、MVNO回線を活用したISDNマイグレーションサービスを10月上旬から提供開始すると発表した。
ISDNは現在も金融・決済サービスや遠隔監視・制御サービスなどで数多く利用されているが、2020年度後半以降の終了が計画されている。そこで今後IPネットワークへの移行が必要となるが、同サービスを活用すると、ISDNを利用した現行システムを生かしたままIPネットワークへ移行できるという。
このため、移行に伴うシステム変更コストを抑えられる。また、ユーザーの用途に応じたフレキシブルな回線プランを提供するため、ISDNの一般的な費用と比べて、回線コストを約3分の1に削減できるとしている。
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具体的には、ISDN現行システムにそのまま接続可能なインターフェースを搭載した専用ゲートウェイとMVNO回線を組み合わせた。ISDNマイグレーション用M2Mゲートウェイは、センチュリー・システムズと共同開発したもので、SIMカードを直接挿入できる。