NECは2016年8月29日、SDNに対応した高速アクセスルータ「UNIVERGE IXシリーズ」の最上位機種として、「UNIVERGE IX3315」を発売した。価格は99万8000円(税別)。
同製品は、センター用ルータとして10ギガイーサネットのポートを2つ搭載。マルチコアプロセッサを活用した並列処理と、NEC独自の高速処理に特化したルータソフトの組合せにより、従来比で約4倍となる転送性能10Gbps、暗号化性能4Gbpsを実現している。ユーザーのクラウド導入やIoT活用により、増加する社外との通信を高速かつ安全に処理できるという。
従来機種比で約5倍となる最大5000装置とVPN接続が可能。大規模な企業VPNを効率的に構築できるほか、IoTにおいては膨大な数のセンサーデバイスを同製品1台でセキュアに収容する。
また、はじめは従来ネットワーク用途として導入しながら、必要になった時点でSDNへ移行するといった運用も可能だ。SDNコントローラによる集中制御により、WAN回線の可視化や経路制御を実現できる。
UNIVERGE IX3315(左)、UNIVERGE IX3315接続イメージ |