NTT西日本は2016年6月29日、LoRaWANのフィールドトライアルを実施すると発表した。LoRaWANは、IoT向けの省電力広域無線通信(LPWA:Low Power Wide Area)の1方式。全世界のIoT関連メーカー約300社が加盟する「LoRa Alliance」で仕様策定と活用が推進されている。
フィールドトライアルでは、NTT西日本がLoRaWANを採用したLPWAネットワークを提供。トライアルに参加するパートナーは、自社で所有する各種IoTデバイス・センサー、データ集約プラットフォーム等を組み合わせることで、IoTのトライアルが行える。
NTT西日本は6月29日から来年2月末まで、トライアルの参加を受け付ける。トライアル実施エリアは関西を予定。第1弾として、積水化学工業とともに滋賀県野洲市で、農業における給水管理、水位・温度制御等の遠隔操作のフィールドトライアルを実施するという。NTT西日本はトライアルで得られたノウハウを基に、LPWAネットワークの活用シーンの検討を進める考えだ。
フィールドトライアル提供内容(イメージ) |