日本タクシー広告ら5社は2010年8月2日、タクシー車内設置型のデジタルサイネージ「タクシーチャンネル」を開発したと発表した。今年12月の正式運用開始に向けて、システムの試験運用と広告枠の先行販売を行っていくという。試験運用は10月中に開始する予定。
今回、日本タクシー広告、トッパン・フォームズ、テレコムサービス、ソフトバンクモバイル、テレビ東京の5社が共同開発したタクシーチャンネルは、東京都内の4000台のタクシーにタッチパネル式の7インチワイド液晶モニターを設置、タクシー車内で番組やCMを放映するというもの。コンテンツの配信にはソフトバンクの3Gネットワークを利用する。また、サイネージ本体にはNFC対応のICカードリーダ/ライタや無線LAN通信機能が搭載され、NFCを活用した電子決済や無線LAN環境の無償提供なども今後計画している。
CM放映料金は4000台、15秒基本枠で200万円(税別)。東京エリアの本格運用を皮切りに、大阪・名古屋など全国主要都市への展開を検討しているという。
デジタルサイネージの設置イメージ |