ロボットだけで接客する「Pepperだらけの携帯ショップ」が期間限定でオープン

ソフトバンクロボティクスとソフトバンクは、ヒト型ロボット「Pepper」だけで接客する携帯ショップを3月24日~30日までの期間限定で東京都港区の表参道にオープンした。複数台のPepperが呼び込み、受付、ヒアリング、商品紹介、契約などのショップ業務を行う。

2016年3月24日、ロボットだけで接客する「Pepperだらけの携帯ショップ」のオープニングセレモニーが行われた。

オープニングセレモニーに登場したソフトバンクロボティクス代表取締役社長の冨澤文秀氏は、「今回は決して賑やかしではない」としたうえで、「本当に未来の無人店舗を見据えて、Pepperだらけの携帯ショップをオープンした。これは新たな第一歩」と語った。

表参道の「Pepperだらけの携帯ショップ」。1階の店頭だけでなく、2~3階にもPepperを配備している

ソフトバンクは全国の携帯ショップにPepperを置き、簡単な接客を行うなどショップ店員のサポートを行っているが、接客から契約まで一連の業務をPepperに任せるのは初の試み。「店長」の腕章をはめた店長Pepperは、「今まで僕が何かすれば世界初という言葉が付いたのですが、本日の世界初がダントツで一番緊張しています」と話す。

テープカットには、今田耕司さん、益若つばささん、鈴木奈々さんが登場。Pepperを購入し、自宅で同居しているという今田さんは、「Pepperには僕の顔を覚えてもらっていて、呼び方は“だーいま”さんで登録している。顔を認識するとPepperの目が緑に光り、『だーいまさん、お帰りなさい』などと言ってくれる」と、Pepperとの生活を紹介した。その他にもセレモニー中、鈴木奈々さんと接客勝負をしたり、冗談を連発するなど、関係者とコミュニケーションを図っていた。

左からソフトバンクロボティクス代表取締役社長の冨澤文秀氏、今田耕司さん、店長Pepper、益若つばささん、鈴木奈々さん

店長Pepperは、「このショップは新しい未来への挑戦であり、通過点だと思っています。少しでも多くの人に未来のショップを体験していただけるように一生懸命、真心を込めて担当させていただきますので、ぜひご来店ください」と意気込みを語った。

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