アラクサラネットワークスは2015年10月5日、シャーシ型コアスイッチ「AX8300Sシリーズ」を製品化した。IoT時代に企業ネットワークや社会インフラシステムに求められる要件を備えているという。
具体的には、ARPエントリ数は装置当たり最大85K、ACLエントリ数は同128Kと、数万単位のモバイルデバイスやIoTデバイスなど多数の端末を収容できるよう、高い拡張性を実現。
また、安全性/信頼性の面では、同社の特色であるフォールト・トレラント・アーキテクチャに加えて、CPU切替時に経路表とプロトコル状態の両方を維持できる「Non-Stop-Routing機能」を実装し、OSPFやBGPの耐障害性を向上できるという。
さらに、指定した条件にマッチしたパケットだけをミラーリングする「選択ミラー機能」、セキュリティ装置やサーバーへパケットを出力する際にバースト的なトラヒックを自動で平滑化する「サーバガード自動シェービング機能」を新搭載。セキュリティ面でも機能強化が図られている。
AX8300Sシリーズの出荷開始は2016年3月からの予定。10Gポート数が48のAX8308Sの予定標準価格は478万円~。
AX8308S(写真は試作品)