iPhoneのキッティング作業を大幅効率化する「DEP」とは?

iPhone/iPadの大量導入にともなうキッティング作業負荷は、企業にとって大きな悩みの種だったが、これを大幅に効率化する「Device Enrollment Program(DEP)」の提供をアップルが開始している。デバイスの登録や初期設定を自動化することができる。

アップルが昨年11月から、iOSデバイスのキッティング作業を効率化する新機能「Device Enrollment Program(DEP)」の国内提供を始めている。

DEPは、企業がiPhone/iPadを導入する際に必要な初期設定作業を大幅に省力化するものだ。DEPに対応するMDM(モバイルデバイス管理)サービスと連携して、MDMへのデバイス登録や監視対象設定(iOSデバイスをMDMの監視対象にして高度な管理・運用技能を利用できるようにする)を自動化する機能である。また、監視対象設定のためにいちいちUSBケーブルを接続する必要がなくなり、ワイヤレスで行えるのも大きな利点だ。

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従来のキッティング作業は、iOSデバイスを有線で接続して行う必要があった(写真提供:三城ホールディングス)

今年1月、国内でいち早くこのDEPに対応したのがアイキューブドシステムズのMDMサービス「CLOMO MDM」だ。同社プロダクトマーケティング統括部 課長の山崎隆弘氏にDEPのメリットを聞いた。

月刊テレコミュニケーション2015年3月号から一部再編集のうえ転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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