MM総研は2015年3月19日、Web統合電話帳アプリケーション（Web電話帳）の市場規模を発表した。これによると、2014年12月末時点のWeb電話帳のクライアントライセンス数は46.2万で、前年12月末の29.5万から57％増加した。
Web電話帳とは、IP-PBXやSIPサーバーなどと連携し、固定電話やPC、スマートデバイスなどから社内・社外を問わずに利用できるWebベースの電話帳アプリケーションのこと。
ユニファイドコミュニケーション（UC）やスマートデバイスの企業導入が進むなか、Web電話帳市場も拡大しており、MM総研の予測では2015年末には68万ライセンス、2016年末には95万ライセンスまで拡大する見通しだという。
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Web電話帳市場で高いシェアを持つのが、PhoneAppliの「Collaboration Directory」だ。2014年12月時点のクライアントライセンス数は34.8万で、市場シェア75.3％を獲得している。シスコシステムズのUC基盤「Cisco Unified Communications Manager」との接続技術の高さが強みで、大手企業を中心に導入されているという。
以下、2位には日本証券テクノロジー、3位には富士通が入った。なお、現在は「その他」に含まれているものの、「今後確実に実績を伸ばす」と見られる事業者として、MM総研は日立情報通信エンジニアリングとアルファコムの2社を挙げている。
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