IDC Japanによると、2014年第3四半期(7~9月)の国内モバイルデバイス出荷台数は、前年同期比19.9%減の1039万台となった。iPhone 6 / 6 Plus発売前の買い控えやAndroid搭載スマートフォンの不振が、大幅減少の要因だという。なお、この出荷台数に含まれるのは、スマートフォン、eRearderを含むタブレット、PC、通信データカードなど。
第4四半期(10~12月)については、スマートフォン市場がiPhone 6 / 6Plusの発売以降、好転する兆しがある一方、PC市場は縮小傾向が続く見通し。こうしたことから国内モバイルデバイス出荷台数は、2014年通年でも前年比8.6%減の5142万台(スマートフォン 2569万台、タブレット 818万台、PC 1541万台、その他通信データカード等Data Communication 214万台)のマイナス成長になるとIDC Japanは予測している。
2015年もマイナス成長は続く。「スマートフォン市場がプラス成長に転ずる可能性があるが、タブレット市場の成長が大きく鈍化すること、PC市場も2桁のマイナス成長となると見込んでいるため、同年は前年比2.3%減の5026万台(スマートフォン 2700万台、タブレット 827万台、PC 1296万台、その他 202万台)となる」とIDC Japan シニアマーケットアナリストの木村融人氏は分析している。
国内モバイルデバイス出荷台数予測 |