NTTドコモ・フィナンシャルグループが本格始動 2030年度に金融事業の売上1.2兆円目指す

住信SBIネット銀行、ドコモ・インシュアランス、ドコモ・ファイナンス、ドコモマネックスHDの4社を傘下に置く「NTTドコモ・フィナンシャルグループ」が本格始動した。ドコモショップで取り扱う金融サービスの拡充や「金融AI」の提供などを通じ、2030年度に金融事業の売上収益1.2兆円の実現を目指す。

ユーザーの価値観を深く理解する「金融AI」開発へ

デジタルに関しては、「金融AI」の提供を視野に入れる。廣井氏曰く、「お客様の価値観を深く理解するAI」で、例えば月末に失効するポイントの活用方法を提案したり、来月のキャンプに向けてポイントが貯まりやすい買い物を案内するなど、1人ひとりに最適な金融AIを提供していきたいとした。

金融AIの提供を視野に

最大4.5%のdポイントを還元する特典も用意

ドコモグループの各種金融サービスを連携させた特典も拡充する。ドコモの銀行とdアカウントを連携し、dカードの引き落とし口座をドコモの銀行に設定すると、最大3%のdポイント還元を受けられる。dアカウント連携は8月20日よりスタートする。

また、マネックス証券口座とdアカウントを連携し、ドコモの銀行とのスイープ(自動入金)設定に加え、積立サービス(dカード積立・d払い残高積立)の約定金額が月3万円以上となると、最大4.5%のdポイントが還元される。スイープ設定は8月下旬から利用可能となる。

ステーブルコインの開発・展開も視野に

加えて、ドコモグループの金融・非金融サービスをシームレスに連携する共通基盤「スマートライフプラットフォーム」も外販し、さらなる収益化を図る。パートナー企業は、「ドコモグループの金融機能を組み込んだ独自サービスを展開でき、利用者はそのサービスを通じてdポイントなどの恩恵を受けられる」(廣井氏)。

スマートプラットフォームを外販

将来的には、価格が大きく変動しないように設計されたデジタル通貨「ステーブルコイン」の開発・展開も視野に入れる。こうした取り組みを通じ、2025年に5965億円だったドコモグループの金融事業の売上収益を、2030年度には1.2兆円まで拡大したいと廣井氏は意気込んだ。

成長に向けた展開ステップ

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