建機や船舶の自動操縦で実用レベルの精度・安全性を確認
シャープでは、海でも山でも空が見える限りクラウドAIが活用できる「AI Anywhere」の実現を目指しているが、「地球上でAI活用可能な面積はわずか20%」(小林氏)だ。衛星通信ソリューションの展開を通じ、モバイル網の電波が入りにくいエリアでの産業活性化を後押ししたいと同氏は力を込めた。
具体的には、建機やドローン、船舶、モビリティの自動操縦・制御などのユースケースを想定しているという。すでにO3b mPOWERを用いて建機を遠隔操縦する実証を開始しており、実用レベルでの精度・安全性を確認しているそうだ。

想定するユースケース
船舶の自動制御に関する実証では、通信が途切れることなく、蛇行や旋回といった航行制御を行えることを確認。また、ドローンに搭載した衛星通信端末が飛行中に衛星を追従し、安定した通信を継続できることも検証済みとのことだ。
2035年以降には、衛星通信端末を自動運転車両などモビリティ市場に投入する計画で、シャープの衛星通信事業全体で売上1000億円を目指すと小林氏は語った。















