フォーティネットは2014年7月17日、無線LANアクセスポイント（AP）の新製品「FortiAP-221C」「FortiAP-320C」を国内で出荷開始したと発表した。
FortiAP-221CおよびFortiAP-320Cは、最新規格IEEE 802.11ac対応のAPだ。FortiAP-221Cは、2×2MIMO、2空間ストリームをサポートし、2.4GHz帯では最大300Mbps、5GHz帯では867Mbpsのスループットを実現する。ホテルや学校になじむ煙探知器型の形状を採用した。一方、FortiAP-320Cは、3×3MIMO、3空間ストリームのサポートにより、2.4GHz帯で最大450Mbps、5GHz帯では最大1.3Gbpsのスループットを実現する。動作範囲が-20度から+50度と幅広く、倉庫など温度条件が厳しい環境への設置に適している。
 |
| 写真左はFortiAP-221C、同右はFortiAP-320C |
両製品を、同社が展開する「セキュア無線LANソリューション」の製品ラインナップに追加する。セキュア無線LANソリューションは、無線LANコントローラ機能を標準搭載する同社のUTM製品「FortiGate」でFortiAPの集中管理を行う。
FortiGateにセキュリティゲートウェイとしての機能と無線LAN管理機能を集約したことで、有線、無線、リモートアクセスのすべてに対し、一貫した認証とセキュティポリシーを適用できる。ユーザー認証、デバイス認証、アプリケーション制御に加え、UTM機能の適用によって強固なセキュリティを実現。無線LAN導入時の課題となるセキュリティ対策を、1台のFortiGateで賄う。なお、これらの機能は標準提供であるため、機能ごとのライセンス購入は不要だ。他社製品の初期導入コストと比べ、約40％抑えられるという。
