“服の履歴書”をQRコードで可視化 NTTドコモビジネスらがデジタル製品パスポート(DPP)の実証

NTTドコモビジネスらが、アパレル製品にDPP(デジタル製品パスポート)を導入する実証を開始した。ユーザーは、アパレル製品に付与されたQRコード付きタグを読み取ることで、製品情報や修理履歴を閲覧できる。また、メーカーはユーザーの着用履歴やフィードバックをサービス改善に活用できるほか、リペア(修理)事業者は製品の状態把握や適切な修理対応などに活かせるという。

400〜500点の製品にQRコード付きタグを実装

実証では、NTTドコモビジネスの再生資源循環プラットフォーム「CEMPF(Circular Economy Management Platform)」にDPP機能を実装し、製品のライフサイクル情報を集約・連携するICT基盤として活用する。

このCEMPFには、ユーザーがアパレル製品の使用期間や着用履歴を、ゴールドウインや4c Studiosなどのメーカーが製品の基本情報や環境指標を、CYKLUSやミヤモリなどのリペア事業者が修理履歴などを入力する。

共同PoCの概要

ゴールドウインや4c Studiosのアパレル製品にはQRコード付きタグを付与し、ユーザーはこれを読み取ることで製品情報や修理履歴を閲覧できる。また、「メーカーはユーザーの着用履歴やフィードバックをサービス改善に活用できるほか、リペア事業者は製品の状態把握や適切な修理対応に役立てられる」とCYKLUS 代表取締役の平田健夫氏は強調した。

CYKLUS 代表取締役 平田健夫氏

CYKLUS 代表取締役 平田健夫氏

説明会で行われたデモでは、QRコードをスマートフォンで読み取ることで、アパレル製品のブランド名やサイズなどの基本情報に加え、各工程でのCO2排出量や総水使用量、製品が完成するまでの開発ストーリー、修理履歴などを確認できた。

アパレル製品の基本情報、各工程でのCO2排出量や、製品が完成するまでの開発ストーリー、修理履歴などを確認可能

今回の実証では、400〜500点の製品にタグを実装する計画で、2027年秋ごろの商用化を目指すとした。

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