フォーティネットジャパンは2014年6月6日、標的型攻撃対策のためのサンドボックス製品「FortiSandbox-1000D」の国内出荷を開始した。今年1月に出荷を開始したFortiSandbox-3000Dの下位モデルとなる。
FortiSandbox-1000D |
サンドボックスは、シグネチャベースでは検知できない未知のマルウェアを、隔離された仮想マシン(VM)上で実際に実行してマルウェアかどうかを判定するソリューションだが、FortiSandboxの大きな特徴は「多層型」のアプローチを取っていること。VM上で実行する前に、多層型のプリフィルタにかけることで、効率的に未知のマルウェアを検知できるという。FortiSandbox-1000DのVM数は8。各VMは1時間当たり160のファイルを処理できる。
また、フォーティネットのUTMアプライアンス「FortiGate」やメールセキュリティアプライアンス「FotriMail」と統合することで、より強固な標的型攻撃対策を実現できるという。