NTTドコモがDOOH広告主審査を効率化するAI技術を開発、業務負荷を3割削減

NTTドコモと、Digital Out of Home(DOOH:デジタルサイネージを活用した屋外広告)広告配信プラットフォームを運営するLIVE BOARDが、AIを活用して広告配信前の審査業務を効率化する技術を開発した。交通広告や屋外広告などのDOOH広告が増加するなか、LLMに審査業務の大半を任せ、審査担当者は出力される審査結果を確認するだけで済むようになる。

4つの観点で審査を実施、判定理由も出力

本技術は、大きく2つの要素で構成されている。

1つが「Web検索型グラウンディング技術」だ。

審査業務にLLMを用いる場合、LLMの開発元がモデル学習を行った時点でのデータしか参照できず、最新情報の取得が難しい。また、外部リソースへのアクセスにも限界がある。そこで、AIが回答を生成する際に、外部のWeb検索サービスを利用して、LLMの学習データに含まれない最新情報や詳細情報を取得。それら情報源に基づいて回答を生成する技術を開発した。

調査結果の自動生成技術のイメージ

調査結果の自動生成技術のイメージ

もう1つは、「調査結果の自動生成技術」だ。「会社概要」「法令遵守状況」「リスク」「媒体ごとの競合有無」の4つの観点で調査し、調査結果の表示と出力を行う。「結果がOKかNGかというだけではなく、どのような事実に基づいて判定したのかという判定理由を出力できるのが特徴」と熊谷氏。「この判定理由を人が確認することで、 AIによる審査スピードの向上と人の確認による正確性のいいとこ取りを実現できる」と話した。

本技術の活用による審査業務の変革

本技術の活用による審査業務の変革

DOOH広告配信の現場では特に、案件が確定する前のプランニングにおいて大量の審査を裁かなければならず、今回の新技術は当該シーンでの活躍が期待できるという。ドコモは意匠審査の効率化に関する技術開発も進めており、今後、広告審査業務全体での効率化を目指す。

関連リンク

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

FEATURE特集

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。