米HPと米アバイアは2010年6月29日(米国時間)、企業向けユニファイドコミュニケーション(UC)分野での協業を発表した。
この戦略提携は3年間にわたるもので、その一環として、HPの企業向けユニファイドコミュニケーション&コラボレーション(UC&C)ポートフォリオに、「Avaya Aura Unified Communications」などアバイアのUCおよびコンタクトセンターの機能を追加。それぞれの顧客に、UC&Cソリューションを提供していくという。
「HPとアバイアのそれぞれのポートフォリオは互いに高度に補完的な位置付けにある。特に、コンサルティングとITアウトソーシングに関するHPの専門ノウハウと組み合わせることにより、お客様に極めて大きなメリットをもたらす。HPとアバイアの提携を通じ、お客様はコミュニケーションツールとサービスを自社の目的に最も適した調達および管理モデルに戦略的に適用できるようになり、コスト削減と共にビジネスの変革が実現する」。今回の協業について、アバイア シニアバイスプレジデント兼グローバルフィールドオペレーション担当プレジデントであるジョエル・ハックニー氏は、このようにコメントしている。
また、HP Technology Services担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャのゲリー・M・ブジンスキー氏は、「企業や組織は常に変化に直面しており、未来のニーズ、例えばリアルタイムのコミュニケーションとWeb 2.0やソーシャルメディアアプリケーションとの統合などに対応できるだけの、柔軟性を備えた判断を求められている。HPとアバイアにより、お客様は既存のコミュニケーションアーキテクチャの俊敏性を高め、異なるベンダー間の互換性に基づくUCを実現するという目標を達成し、また最終的には組織運営のためのコストを削減できるようになる」と述べている。