富士通は7月1日、3Gbpsの大容量伝送が可能な無線装置「BroadOne GX4000シリーズ」の販売を開始した。
この製品は、携帯電話基地局間、光ケーブルの敷設が困難な河川間やビル間の通信などの用途に適した無線装置。ミリ波帯(E-band帯)とインパルス無線方式の採用などにより、3Gbpsの伝送速度と3km程度までの伝播距離を実現している。また、接続インターフェースにはEthernet(10G BASE-LR)と無線基地局の内部インターフェース仕様であるCPRI(2.4576Gbps)と、一般的な規格を採用する。
低消費電力と小型・軽量サイズも特徴だ。消費電力は30W、サイズは250×250×64mm、重量は4.5kgとなっている。このため、イベント中継や災害時の緊急通信などの用途にも向いているという。
価格は個別見積もり。すでにSTNet(本社:香川県高松市)に導入している。
BroadOne GX4000シリーズ |