政府は2025年6月20日、現職のITU電気通信標準化局長である尾上誠蔵氏を再び擁立し、二期目を目指すことを決定したと発表した。尾上氏の現職の任期は2023~2026年で、2026年11月の選挙で再選されれば、2030年までを電気通信標準化局長を務めることになる。
尾上氏は、1957年5月生まれの68歳。LTEの標準化に大きな貢献をしたことから「LTEの父」とも呼ばれ、これまでNTTドコモ 取締役常務執行役員CTO、ドコモ・テクノロジ 代表取締役社長、NTT CSSO(Chief Standardization Strategy Officer)などを歴任してきた。
政府は「その卓越したリーダーシップと実績は国際的にも高く評価されており、2026年11月の選挙において再選され、引き続き二期目を務めることが極めて適切」としている。