日立ソリューションズ、スマホとSNSで集客促進するCRMサービスを発表

日立ソリューションズは2012年10月10日、多店舗専門小売向けソーシャルCRMサービス「ReBee(リビー)」を翌11日から発売することを発表した。ReBeeは、スマートフォン/タブレットを利用し、小売業者・サービス事業者が集客やサービス向上を図るためのサービス。これにより、企業は特定の顧客層へのキャンペーン情報の提供や効果測定、購買情報の把握などを効果的に行えるようになる。

「ReBee」のサービス概要

顧客が店舗からの通知やクーポンをスマートフォンで受け取るアプリケーション「ReBee Card」、店員がタブレットで来店客の購買履歴の照会や在庫検索などを行う「ReBee Tablet」、マーケティング担当者が特定の顧客向けにクーポンの配信や購買履歴の情報管理をする「ReBee S-CRM」から構成される。

サービスの概要は、まず、マーケティング担当者がReBee S-CRMを使って店舗情報や電子クーポンを顧客のスマートフォンにプッシュ配信する。店員は来店客のRebee CardのQRコードを読み込み、ReBee Tabletで購買履歴や基本情報を確認し、顧客の嗜好に合った商品を勧めることができる。マーケティング担当者は、配信したクーポンの取得率や利用率、来店時の購買情報をReBee S-CRMによって把握し、それを販促活動に活用できる、といった構図だ。また、ReBee CardはワンボタンでFacebookが利用できるようになっており、口コミによる新規サービス会員獲得の促進が期待される。

価格は、「ReBee Card」「ReBee S-CRM」の利用料が378万円~、保守料が年額47万2500円で、これらは導入店舗数により変動する。「ReBee Tablet」は端末価格が8万4000円で、1台あたりの保守料が年額1万500円となっている。

日立ソリューションズは今後、POS端末や電子マネーシステムとの連携、SaaSモデルの追加等により、2017年度までに50億円の売り上げを販売目標としている。

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