ドコモグループが新たな生成AIと映像サービス提供へ NTT DOCOMO VENTURES DAY 2024

NTTドコモグループが、2つの新サービスを提供開始する。1つめが生成AIサービス「Stella AI」で、全国256店舗のドコモショップで取り扱いを開始する。2つめが縦型ショートドラマアプリ「FANY :D(ファニーディー)」だ。コンテンツ制作にはAIなどの先端技術も活用する。

NTTドコモとNTTドコモ・ベンチャーズは2024年11月22日、NTTグループ各社やスタートアップ企業の最新技術を発表するイベント「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2024」を開催した。

同イベントでは、まずNTTドコモグループの「生成AIサービス」と「映像サービス」に関する説明会がメディア向けに行われた。

生成AIサービスの説明会では、NTTドコモとSUPERNOVA社が業務提携を開始することが発表された。

SUPERNOVAは、NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」からスピンアウトしたAIスタートアップで、今年12月より生成AIサービス「Stella AI」を提供開始する。

Stella AIは「誰でも簡単に使える」点を売りにしており、事業戦略やマーケティングなどのビジネス関連から、食事やヘルスケア、芸術等まで1000種類を超えるプロンプトのテンプレートを用意。これにより、AIへの指示内容をゼロから考える必要がなくなるという。

同社 代表取締役社長の木本東賢氏は、「日本はAI後進国。その理由はシンプルで、『使い方が分からない』というものだ。これだけ生成AIの技術が日進月歩で進化しているにもかかわらず、まだこの課題が残っているのが現状。Stella AIがこの解決策となる」とアピールした。

1000種類以上のテンプレートを用意

1000種類以上のテンプレートを用意

また、Stella AI 1つで、ChatGPTやGemini、Claude、NTT版LLM(大規模言語モデル)のtsuzumiなど複数のAIモデルを利用することができる。料金は利用回数によって異なり、250回(ライトプラン)は1078円、1000回(スタンダードプラン)は1628円、3000回(プレミアムプラン)は2728円(いずれも税込)で、初月無料キャンペーンも実施する。

複数のAIモデルを使用可能

複数のAIモデルを使用可能

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