NTT東と東大が産学連携 IOWN活用で地域循環型社会の実現目指す

NTT東日本と東京大学が地域循環型社会の実現に向けた産学協創協定を締結した。NTT東日本が有するIOWNなどのネットワーク技術と東京大学の先進的な研究力を組み合わせ、自律型・分散型社会の実現を目指すという。

NTT東日本と東京大学は2024年4月17日に記者発表会を開催し、地域循環型社会の実現に向けた産学協創協定を締結したと発表した。

NTT東日本は、東京一極集中や地球温暖化などの環境問題の解決に向け、「地域循環型社会の共創」というパーパスを掲げ、ICT技術を活用した青森・ねぶた祭りの魅力発信や、農業の6次産業化などの「地域DX」に取り組んでいる(参考記事)。

東京大学も、基本方針「UTokyo Compass~多様性の海へ:対話が想像する未来」を策定し、地方自治体との連携を進めてきた。今年2月には熊本県と地域連携協定を結び、半導体産業の振興や防災・減災などに関する取り組みの強化を図っている。

NTT東日本が地域DXで培ってきたノウハウやIOWNなどのネットワーク技術と、東京大学の多様で先進的な研究力を融合させ、「地域独自の特色を生かしたサステナブルな社会」の実現に向けて取り組んでいくという。

NTT東日本と東京大学の産学協創が目指す姿

NTT東日本と東京大学の産学協創が目指す姿

東京大学 総長の藤井輝夫氏は、「NTT東日本が持つ最先端の通信インフラを駆使しながら、地域の価値創造に一緒に取り組んでいく」と産学協創の狙いを語った。

東京大学 総長 藤井輝夫氏

東京大学 総長 藤井輝夫氏

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