Sharing Design（以下、SDI）は2024年4月4日、大手町プレイス（東京都千代田区）において、ランチタイムにおける館内飲食店へのオフィスワーカー集客・回遊促進を目的に開発したARサービスの実証実験を今月8日から19日に行うと発表した。
SDIによる5G基地局シェアリング置局の完了予定に併せ、複合ビルにおける5G利活用サービスの検証を目的とする。
SDIが企画・開発したARサービスは、大手町プレイス1階の8店舗におけるその日のお薦めランチメニューをAR空間上のバーチャル・サイネージにて動画紹介し、割引クーポンを発行することで飲食店への集客を促進する「AR deクーポン」及び、期間内における複数店舗利用者への特典クーポンを発行することで複数飲食店の回遊利用を促進する「AR deスタンプラリー」の2種類。ARサービス基盤は、NTTコミュニケーションズ（以下、NTT Com）の協力の下、NTT QONOQが提供するXR City Platformを活用し、コノキューがARコンテンツを制作した。
ARサービス利用イメージ
施設・テナント飲食店との連携によるクーポン発行などにより、館内で働くオフィスワーカーの内需飲食への集客効果を検証する。大手町プレイス内に本社を構える住友商事とNTT Comの社員に対し、ARサービスの使用感等に関するアンケート調査も実施することで、商業化に向けたサービス改善検討に繋げ、SDIが5G基地局シェアリング置局を計画する複合ビルに今後共同で提案していく予定だ。
